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ひまわりのようにありたいと願うmi-ya86のダメ日記(!?)
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劇団あおきりみかん「湖の白鳥(しらとり)」ざっくり感想!

学生時代から一度観たいと思いながら早数年、念願の初あおきりです!
周りの人からの感想で「高校生に信者が多い」「芝居芝居してる」等と聞いていたので、
何となく自分の中で結構ひどいイメージをしていたのですが(ぇ)、
思ったよりは普通でした。が、皆が言ってる事も間違ってはいませんでした。
しかし今公演を観た人は「昔の方が面白かったよね…」と言ってましたね。全員、口をそろえて。

内容は、とある地方俳優の法螺吹き?みたいな話でした。
船の上で回想とか妄想とかするミュージカル。
ミュージカルなので、みんな歌って踊ってました。名古屋では珍しい と思う。
最初の掴みが個人的には面白くて、
主人公は“ミュージカルだけど歌わない!”と言い張るのですが、謎の人物が“主人公なんだから歌いましょう~♪”と強引に押してくるんですね。
で、アンサンブル的な人たちがそれを増幅させる。
あのくだりは大笑いしました。あのくだらなさ素敵。
しかし、その設定が後半になると一切生きなかったので、もっといじりようがあったんじゃないかと思わなくもない。

普段、商業演劇でのミュージカルばかり観てる私なので、
寛大な心で観ないと結構ツラいところは多々ありました。
中途半端に音感のある人間なので、音痴な人とか本気でムカついたりしましたし。
あと急に歌いだすとうんざりしますね…。
あれはあれで楽しめたけど、改めて思う、商業ってすげぇや。



私が観た回は、あおきりの演出&オイスターズの平塚さんのアフタートークがありまして、
結構興味深いお話が聞けましたね。
以下ほぼ自分用メモみたいな感じですが

・ウチらは会話で芝居作るけど、ミュージカル(歌)は自分の思いを吐露する
→昔ミュージカル書いたけど2曲しか書けなかった
→言いたい事ないよね(笑)

・湖の「真ん中」ってのが興味深かった。なぜ対岸じゃないのん?

・舞台の使い方。あおきりはセット組むけど、オイスターズはセットなし。

・卑屈な男が好きなのでよく書く。今回の主役の人もよく卑屈な男を演るよね。


と言うような事を喋ってました。
世の中ってホントいろんな芝居がありますねー。
東京はもっと色々あるんだろうな。観る時間とお金が欲しい。もしくは東京は名古屋に来ればいい。←?
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Performance Act OUTSIDER 第八回戦「Beast is RED 野獣郎見参!」
の感想をざっくりと。

まずOUTSIDERとは、
劇団☆新感線をリスペクトしている、名古屋の劇団です。
芝居とか殺陣とかロックとかを盛り込んだエンターテイメントを目指してる んだと思います。←?
例のクラスメイツ男子から教えてもらいました。

というわけで、今作は相当気合を入れて作ってきた感じがして、
頑張り自体は伝わってきました。
製作関係やキャスティング、演出や芝居からも気合が滲み出ていたし、
客出しの時に泣いてる子がいたり、必要以上に感謝されたり、
今までのOUTSIDERからは考えられない、ただならぬ雰囲気に満ちてました。

が、
それが芝居の内容に反映されていたかは話が別で。
殺陣が微妙に雑なのは相変わらず、
(動きと音が合ってない所がいっぱいある)
セリフが聞き取れない役者が多数、
おかげで話に付いて行けず飽きる、
パフォーマンスシーンで、客を空気に巻き込めないのが残念、
逆に、エンタメ担当じゃない人が客を味方につけれたり、
演出が中途半端に新感線、しかもそんなにグッとこない、
笑いとシリアスの切り替わりが緩い、
これだけ粗が目立つのに、公演時間3時間(休憩込み)は厳しい!
2幕は本気で眠かった…。

個人的に感じたのは、
新感線の台本は、客を味方につけないと芝居が成立しない という事。
もちろんコレは、どんな演劇公演でも必要な要素だけど、
エンタメである以上、他劇団以上にそれが求められるんだな と。
そして、それを実現させるには、想像以上に精密な芝居が求められる台本なのだな と。

結論:何も考えず、手放しで楽しめる芝居が作れる新感線はすごい。

あ、でも、まぁある程度は楽しかったです。
2年前に養成所でお世話になりました、先生んトコの公演を観てきました。
が、肝心の先生は網膜はく離で入院していて(!!)ご挨拶はできませんでしたが。


ざくっと内容。
舞台は、多分、福島県某所。
余命幾ばくもない画家さんと、そのカンパニーが事務所を移転してきた。
やってくるのは、
新入社員
職場放棄してきた衆議院議員
それを追う秘書と夫人
旅芸人
その人たちで繰り広げられる、何気ないようで、重大な、会話劇。

ジャブジャブは個人的に好きな作風で、ミニシアターを見るような気分になるのです。
極端な起承転結はないし、話も全て理解できる訳ではなく、人生レベルで言って大した印象には残らないけど、
観た後の満足感が、驚くほど大きい。
芝居の時間は、緩く緩く流れていくのに、全く飽きずに最後まで観れる。
初めて観た時「何だコレ!?」と思いましたものね。
会話劇を観た事のなかった私には、それほどまでに衝撃的な劇団。

ハイバイの時も思ったけど、
会話劇を観ると、自分のやりたい芝居が行方不明になるから困る。(ぇ)
あと「芝居って何だっけ」ってなる。←
これもしっかり日付詐称。(爆)

地球ゴージャス「海盗セブン」名古屋公演の感想ざっくり。
あ、地球ゴージャスとは、岸谷五朗・寺脇康文の演劇ユニット的なものです。
http://www.chikyu-gorgeous.jp/vol_12/
私はゴージャスの観劇は2回目。

今回は定番の、大所帯での公演でした。
アンサンブルの中にテニミュ経験者がちらほらいて、それを探すのも些細な楽しみだったり。
何気にSHITAPPARZは楽しみにしてました♪
(「シタッパーズ」:アミューズ所属の若手俳優3人(風間くんと塁人とトム)が宣伝するユニット?)
あとハルくん。
トムと塁人は見つけられたのですが、ハルくんはどー頑張っても見つけられず。
友人情報によると、ブリミュの夜一さんも出てたとかー!!

余談ですが、
私の知り合いが、アンサンブルで出演してた方と知り合いだったようで、舞台裏に挨拶しに行ったらしいのですよ。
そしたら寺脇さんと軽く言葉を交わしたそうでー!
おまけにその後、風間くんとも喋ったそうでー!
しかもサインもらったそうでー!
嫉妬の炎がふつふつと…まぁいいや。(ぇ)

本編の話。
相変わらず素敵な“ザ・パフォーミングアーツ”でした。
歌・踊り・ダンス・芝居 てんこ盛りなエンターテイメント。
終始、ゲタゲタニコニコ笑いながら、深く考えず楽しんでいました。
しかし台本は(内容的な意味で)ペラいので(ぇ)、キャスト陣の力量や演出やその他もろもろで成立している というのが分かる舞台でした。
むしろ、それがないと成立しない。
個人的には、やはり照明さんの色彩感覚が好きですね。
キャラや心情によってくっきりと色が変わるので、分かりやすい。
商業の照明は色鮮やかで自分好みっすなぁ。
タイトルの出し方も自分好み。
毎回、何かしらオブジェを使ってバーンとタイトルが出るのですが、
今回はパルテノン神殿風の大道具が何本か出てきて、それを組み合わせて照明を当てて映してました。
いいね、あの芸術性。

ゲスト俳優陣は、やっぱり、凄かった。

大地真央:いい歳してると思うんだけど、あのフェミニンさ?お姫様性?に驚く。愛しくて仕方ない。
森久美子:前作と違って、今回はしっかりコメディ担当。タノシス!!
三浦春馬:惚れたマジで惚れた。カッコイイよイケメンすぎるよカッコ悪さすらイケメンだよ!←
JONTE :甘くも力強い、心に届く歌声。あれ凄いな。
小野武彦:いい顔しておいて牙をむく悪役。ベテランの存在感と安定感はやはり素晴らしい。
岸谷五朗・寺脇康文:安心・安定のボケツッコミ。(ぇ)
藤林美沙:ゴージャスではおなじみの人なのだけど、見た目も声もかわいい、歌も割と上手い、好き。

という事で、終演後、調子に乗ってDVD2枚も買ってしまいました(爆)。
いいもんコレ自分への先行投資!!
劇団サンプル「自慢の息子」 in 名古屋初日 に行ってきました!

ざっと感想!
観劇予定の方は読まない方が賢明です。

舞台上には、巨大な白い布が何枚も用意されていました。
それが場面に応じて、色々な形に変化したり、色々な場面を象徴したり、スクリーンになったりと、するする変幻自在に変わっていってました。
袖幕の役割?も果たしていて、出番の無いシーンで袖にはけるのではなく、白布の下に潜り込んだり、くるまったりして、不在を表現していました。

アフタートークで言われていたのですが、
「自慢の息子」は、依存でも独立でもない感じを表現した作品らしく、そのインスピレーションのきっかけになったのが、母と赤ん坊の息子。
ミルクの回転?ループ?が浮かんだそうです。
それを表現すべくアイディアを出したのが、白い布 だったようで。

また更に「名前」についても触れられていました。
子供への名付けは、深い愛情である反面、非常に暴力的である と。
親の期待を、名前で押し付けている と。
これを国家レベルに落とし込むと、どういう事が起きるのか。土地の名前、道の名前、植民地にされた異国の名前… というのが起案のキッカケなんだとか。

これを聞いて、タイトルの「自慢の息子」にピンときました。
主人公の名前は「正」。清く正しく美しく生きてほしい。
親のエゴ。
そして子離れできず。
そんな息子が何をしている?
建国。
しかも親離れできないまま。
このお互いの依存関係と独立心が、ちぐはぐで、でもしっかりはまってて、変な感じだけど不快ではなかった。

この作品には登場人物が数人いるのですが、その人たちも皆それぞれに依存と独立があって、それぞれの幻想を抱えていて、やっぱりちぐはぐで、でもある種の納得があって、不思議な感覚でした。
あと諸々の小ネタは各々にツボがあると思うので割愛。

最後のオチは軽く驚きましたね。
何かスッキリ。そしてエンディングがオブジェのよう。
舞台って、やっぱり芸術なのだなぁ と、改めて思ったのでありました。

名古屋でもこういう劇団はあるけど、宿題に加えて不快感が残るイヤ~な作品ばかりで
(私の頭が弱いせいも多分ある)
この作風そんなに好きじゃないのですが、
サンプルはアフタートークを聞いたおかげか色々スッキリしました。
宿題を解く手掛かりがあったので、自分の中に解釈がするする入っていって、
考えるのが楽しい作品でした。珍しく。

あくまで私観点ですが、名古屋に限らず全国的に、
日本人は「観て感じて考える演劇」を嫌う傾向にある気がします。
表現を汲み取ろうという寛容さが無い。
そもそも“芸術”に興味が無い。
“娯楽”にしか時間・お金 を費やす気がない。

最近、私はそれが勿体無い気がしてきました。
エネルギーとメッセージに満ちたものが目の前にあって、むしろ世界はそんなものに満ち溢れてて、それに気付けたらどれだけ豊かな心で生活できるのだろう と、急に思い立ちました。
すぐに忘れないといいな、この感じ。
公演終わりましたー!
2週間前に!(爆)
ご来場頂いた皆さま、本当に本当にありがとうございました!

いやー大変でしたね。色々と。
関連オーディション2次の疲労が一切取れないまま稽古を続け
仕事と稽古で体力と気力が奪われ
スタッフ作業に追われて睡眠時間が削られ
台本を読み返す事もままならず
演出の要求に応えられず
まーくんに会いに行くことも出来ず←余談
色々な悔し涙も流し

しかし、得るものはたくさんたくさんありました。
以下、演出語録。

☆個人向けダメ出し
・動機を持って、衝動で動いて。そうでなければ芝居じゃない。
・動きや声を変えることで、思わぬ感情が引き出される事がある。気持ちを変えても芝居は変わらない。具体的な何かを変えるしかない。
・芝居を置いて下さい
・役者は体を正面に向けるもの、っていう考えが染み付いてるんだろうね。客席ばかりでなく、他の役にも体を向けて。
・止まった芝居も織り交ぜて←レスーン的には「感情のスイッチング」
・他の役に引きずられないで←私の悪いクセ:人に感化される
・芝居が早い
・小道具にも神経をつかってね 自分の体の一部だから
・手が何したいのか分からない
・目線が地に足付いてない
・もっと身体を解放してあげて
・たまに力が弱まる所があるから注意して

☆演出的ダメ出し
・この場にいる全員を引っ張って
・その為には体力をめいっぱい使って
・安心しちゃ駄目 油断するな
・最初から最後までずっと本気でやって

でした。ざっと書くと。

役柄は地の自分に近かったので、役作り的にはそこまで苦労しませんでしたが、
体力の限界に陥っている私に「本気でやれ」の一言は本当に辛かったです。
ガス欠でエンジン全開にしてるのに、何でダメなの?と。
これ言われた時アタシゃホントにふて寝しました(笑)。

しかし、後から考え直してみて、
自分に合ってるからといって、そこで役作りを終えている自分に気付いたんですね。
等身大の自分だけでは、舞台の上では力が全然足りない。
持ち味があろうがなかろうが、自分の全てをぶつけてかからないと何も感じて貰えない。
これが分かってからは、エンジン空焚き上等でした。(?!)
おかげで公演後の燃え尽き症候群はハンパなかったですが。。。

もひとつ大事な学び。
今回の台本は不条理劇で、単純に喜劇としても観れる難しい台本でした。
私は基本オモロイ事をするのが好きなので、調子こいてブッ込んでみたのですが、
演出的には却下。
つまんないとか、全体の流れを壊すとか、そういう理由で止められたと思ったら
「役として生きて」
と言われました。
わざわざウケを狙いに行くのではなく、自分の役に誠実に取り組めば自然と面白くなる と。
これは目からウロコ。
でもあっさり納得。
変な神経使わなくなった分、芝居に幅が出来た気がします。気だけ。←

あともいっこ。
受付やってくれた人から言われたのですが、
私は観客に芝居をぶつけるより、自分の芝居に観客を巻き込んだ方が上手くいくタイプらしいです。
ムリです。(ぇ)
でも他人がそう言うのだから多分そうなのでしょう。
ちょっと探ってみようと思います、そんな自分を。


はい長々書きました。
これが、私が今公演で学んだ全てです。
これ以外にも、自分の至らない点とか、舞台とは総合芸術であるとか、自分は他人に支えられて、他人も自分が支えて、一つの公演が出来あがっていくんだという、団結力めいた事をたくさん体験しました。
何かね、学生時代に戻った気分。
出来れば、体力も気力もある学生のうちに体験したかった。
でもその頃はお金ないからなーここまでは出来ないだろうなー。


うん、楽しかったです。
もう超絶ヨユーで日付け詐称してますが!(爆)
劇団ハイバイ「ある女」の感想。

主宰 兼 主演の、岩井さんがマジ怪物。
普通、私の知る限り、ほとんどの役者さんは
“演じてます”という空気が、微量ですが流れているものなんですが、
彼には一切ない。
居るだけで芝居。板の上に立つだけで芝居。
TVや映画で活躍する大物俳優レベルの“超自然体”。
芝居してないんじゃないかと思っちゃうけど、板の上にいる以上それは“芝居”。
演劇に詳しい人や役者でないと気付けない凄さ かもしれない。
正直「何じゃこりゃああああ!?」って思いました。

本編は、タイトル通り「ある女」の、不倫したり売春したりする話。
こう書くと人間のクズみたいですが(ぇ)、
自我や自尊心が欠落している女が、男の欲や陰謀に依存するような内容。
欲望のままに生きている割に、そこに自分の意思や尊厳はなく、何となく、絡め取られていくだけ。
自分の幸せの在り処が分からない。
うまく説明できんのですが(爆)、
少なくとも私には他人事ではなかった。
あと、その「ある女」を岩井さんが演じる事によって、生々しさがなくなり、コメディとして笑えた。
というか、笑うしかなかった。
観てる最中は面白おかしい作品だったけど、
終わった後は、自分の背後に
「油断したら喰われるぞ」という警告めいた何かに
ペタリとくっつかれた気がした。

自分の中にそろりと入り込んでくる何かに、ワクワクしたり、ゾクゾクしたりする、何とも不思議な作品・劇団でした。
大衆向けドラマではない、一風変わった作品が楽しめる人にはオススメ。
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ガールズスカとアニメとお芝居が生き甲斐の女子です。
米倉千尋さんは神です。(ぇ)
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