残酷な神が統べる 私が生まれた世界

これといってすることないな～と思って、
ぼけ～っとMoiraを流していたら、
各キャラクターの末路を思い出して涙が出てきたので…
だらだらと気持ちをぶつけに来ました。
私、２０代のうちはサンホラから抜け出せん気がしてきた…。（ぇ）

・エレフ
もう…不幸中の不幸を背負いまくってる可哀想すぎる子。
廻りの人間が次々に死んで、自分自身も死の恐怖に晒されて、それでも運命を変えようとして、何も変えられなくて、結局は運命の糸に絡め取られて…。
そりゃあ腹いせに戦争起こしたくもなるよ。
何が発端で、何を恨めばいいのか分からない。
うん、人生ってそんなもんかもしれない。泣ける。


・ミーシャ
エレフは恐怖と絶望に身をおいたようなイメージだけど、
ミーシャは人間の汚さを思い知った境遇っぽい。
個人的な想像だけど、一時期人間不信だったんじゃないかな～とか思った。
先生のおかげで情緒を取り戻したのに、蠍さんにグサッだもんね…。
きっと「人生これから」という思いもあっただろうに、無言の“死刑宣告”を受け入れたのが…もう何とも…優しい子すぎる…「誰かを犠牲にしてまで抗えない」とか…。


・レオン
もう、典型的「おぼっちゃまにはわからなーぃパッション」な人。（？！）
温室育ち。それ故に実直で素直。家臣や身内にはめっちゃ優しそう。きっとKY。（？）
雷神の血を受け継いだ選択肢のない人生。彼もまた運命を受け入れた一人なのかな。
でもその結果、いろんな恨みを買われてしまった不幸人。
知らぬが仏とは言うけど、自分の存在が何をもたらしたのか、きっと知らぬまま死んでいった、納得いかない人生を生きた人じゃないかな。
彼は彼なりに、自分の立場をわきまえて、いろんなものを捨ててきただろうに、待っていたのは何も遺せないままの“死”。
ちょっと不毛な気がする。


・蠍
Moira内では悪役の立場だけど、彼もまた悲しい生い立ちを辿ってしまった人だな～と。
「妾腹と蔑むなら蔑むがいい」と言ってる事から、世間から相当叩かれて育ったものと。
人の優しさを知らないまま大人になっちゃったのかも。
もしかしたら、優しくしてくれた人が王家の派閥争いとかに巻き込まれたとか？
とにかく、何か大きなモノを無くしてる可能性高。
青年期は、やってる事はエレフと変わらない気がする。王族や民族への逆恨み。
でも、決定的に違うのは、蠍さんは王座を狙ってるという事。
頂点の先に何を求めたんだろう。
誰彼構わず黙らせたかった？　それとも、恨みを晴らす為の自己満足？
この人も、何も叶わず死んでったワケですが。


・オリオン
駒使いにされすぎて泣けてくる…。
幼少期は奴隷にされて、大人になるとカムフラージュの為に「忌み日に生まれた子」の替え玉にされ、蠍さんに上手いように使われて、最終的には蠍さんに殺されて…。
CDでは詳しく描かれてないけど、もし蠍さんがオリオンを「忌み日の子」と勘違いして、恨みを買ってた事実があったら、あまりにも見当違いな死に方だよね…。




どいつもこいつも不毛なキャラだー。f(^^;;
そして全員分は語る元気が無ぇー。（爆）