綺麗は汚い、ただしオレ以外。

ほいっ、本日は中間決算終了前祝い！の（？）、
ゲキ×シネ第４弾「メタルマクベス」を観に行ってきました～！
相方はてみサンです。なぜなら森山未來が出てるから！　← これキーワード（ぇ）
今回の上映はミッドランドスクエア。場違いなブルジョワ感に負けそうでした…。

ここでサクっとゲキ×シネについて解説。
チケットが取れないと名高い（らしい）劇団☆新感線の舞台を、映像化して、音響調整をして、映画館の大スクリーンでどべばーんと上映しちゃおう！という企画です。
例えるなら、テニミュDVDを映画館で上映すると考えればいい。（違）

「メタルマクベス」は、その名の通り、シェイクスピアの「マクベス」をメタルに乗せてやっちゃおう！という、何とも新感線らしい発想の作品です。
簡単に言うと“ロック＆チャンバラ”という感じ？　もっと分かり易くするとブリミュ！
クドカンが脚本です。松たか子とか出てます。意外に豪華です。橋本じゅん大好きです。

ちなみに私、ゲキ×シネは今回で２度目だったりします。
前回のゲキ×シネで上川隆也さんにハマったアホは私です。（ぇ）
島原の乱をめっちゃ調べたアホも私です。（爆）　舞台って怖いねー。
今回は「マクベス」読む気マンマンだったりします。ブックオフ行かなきゃッ！！


以下、話とか感想とか。

話の概要は、公式サイトを見たり、マクベスを読めば大体分かります。
しかしもちろん、原作に脚色が加わり、時代設定もかなり違うので、マクベスを忠実再現した堅苦しい舞台ではなく、マクベスを使って悪ノリで遊んだらこうなっちゃった！みたいな感覚で見れます。１つのアクション映画と考えればいいかな。多分。
ただ、死ぬほど長かったです…。（201分）

大雑把な話の流れは、
レスポール王（上條恒彦）率いるESP王国の、無敵の将軍・ランダムスター（内野聖陽）が、魔女の「いずれは王になるお方！」という予言を信じ、ランダムスター夫人（松たか子）の助けを得て、謀反を犯し、国王の座を奪っちゃう。
それを、レスポールJr.（森山未來）が王座奪還の為に奮闘したりハゲたりする。（？！）
で、いいと思います。

歌詞の中で、名言「綺麗は汚い　汚いは綺麗」という部分が出てくるんですが、
すいません。柳生＆仁王を思い出しました。（爆）
てみサンには言えなかった…だって知らないんだものテニミュ。。。



以下感想。

相変わらず、映像化しても新感線の迫力は凄い。
これ生で観たらどうなるんだろう…。個人的な野望でもあり、怖くもあります。

上映開始前に、内野さんのアナウンスが流れて「ヘドバンとかシャウトとかジャンプとかしちゃって下さい！いやいやウソですけど、」みたいな事言ってましたが、オケピで実際にバンドが演奏してた事もあって、したくなりました、ヘドバン。
していいならしますけど！えぇ全然しますけど！（ぇ）
つまり楽曲クオリティは高かったよ　っていう話です。

私は元々、音楽が人々に力を与える　といったモチーフの作品が大好きなんです。
前作「SHIROH」然り、アニメなら「マクロスF」然り、種デスのミーア然り。
歌の持つ力を、必要以上に信仰してる人間なのです…。
なので、ランダムスターが「メタルマクベス」というバンドにのめり込んで行くのも、自然と共感できました。音楽ってある意味、新興宗教よりタチが悪い。

衣装は全員真っ黒。皮パンとか、シルバーアクセとか、めっちゃメタルな服装。
一部、ミキハウスのタオル地トレーナーの方もいらっしゃいましたが…あれ何だろ。

今回の作品は、ギャグ要素がたっぷり詰まってました。しかも全体的に。
普通、お客さんのテンションを温める為に、冒頭にネタ祭りを詰め込むというのはよく見るんですけど、これだけまんべんなく笑いがあったのは珍しい。気がする。
かなりシリアスなお話のはずなんですが…小ネタが多すぎて失笑する場面もちらほら。
「リンスはお湯に溶かして使え」って、どんな曲じゃい！（笑）
ランダムスター夫妻のバカップルぶりも大好きだ！
橋本じゅん大好きだ！（二度目）
森山未來扮する演歌歌手も大好きだ。無駄にダンス上手いよ。ターン綺麗だったよ。
ああいう演歌歌手は売れるよ。（ぇ）
“王専属シンガー冠くん”もイチ押しです☆
「かしこまりましたァァァァァァァ♪」とか。

今作の個人的MVP（？）は松たか子ですね～。
TVだと、割と落ち着いた清純派女優なイメージなんですけど、
ランダムスター夫人…すごかった。コミカルで、キワドくて、セクシィ。
それに、普通のTVドラマじゃ、あんな変顔拝めないよ！？（笑）
この作品でかなり株が上がりました。ギャグも様になるあたり、さすが女優。
あと、発狂して涙流してる所にジ～ンとキました。。。すごいよ女優。
歌舞伎仕込みの、髪の毛振り乱しヘドバンも凄かった。



こんな感じですかね。
また何か思い出したら加筆修正します。